19番ホールの鷹

投稿者: | 2020年12月25日

19番ホールになにか意味があるのかなと思ったのですが、いまひとつわかりませんでした。
18番ホールのバンカーに捨てられていた孤児が賭けゴルファーになって、そしてプロに挑戦するという話です。よく考えると、わざわざゴルフ場に忍び込んで赤子をバンカーに捨てるっていうのがなんでわざわざそんなことをしたのかよくわからない。
キャディーの「ばっちゃん」に拾われてゴルフ整備係兼賭けゴルファーとして育てられるっていう設定もすごい。そして、そのキャディーが実はゴルフ場の社長で18歳まで知らなかったというのも。

はじめに主人公の鷹がヤクザ相手にゴルフ場を賭けた勝負をするんですが、ばっちゃんはヤクザを忌み嫌っているようですが…あれ、でもヤクザ相手に借金したのって普通は社長以外にないですよね。特に騙されたとかいう描写もないし。
かなり昔の作品だしツッコミどころも多いのですが、なんだか押し切られるパワーがある作品です。
4話までの短い話なのですが、賭けゴルフを辞めてプロになるというところで終わっています。

もともと短編のつもりだったのか、プロ編の構想があったのかはわかりませんが、相手の悪徳っぽいゴルファーに父の姿を重ねてアドバイスを受け入れ勝つという終わり方はなかなか良かったですね。そんなもの聞くなと怒ってたばっちゃんの立つ瀬がないけど。

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