裏ゴルフの世界に生きる(行っていれば)高校2年生の主人公が、調子に乗ったプロゴルファーの鼻っ柱を折ったり賭けゴルフに負けて潰れそうな練習場を助けたりしています。
そう、はじめのほうでは人助けばかりしているのでゴルフの腕や掛け金や舞台とかはともかく裏ゴルフぬるいじゃんって思ってましたら次の展開は…。
優勝賞金1億円を賭けて、敗者が次々とチェーンソーで真っ二つにされていく「デス・ゴルフ」、日本中のイカサマ師たちが一堂に会し、バレさえしなければどんなイカサマも許されると言う「黒試合」、ゴルフの神の元に集って狂信的にゴルフの技術を磨く、ドリアン法皇率いるカルト教団「ゴルフの方舟」…某サルゴルファーもビックリな無茶な試合と濃い対戦相手の連続!これが裏ゴルフの世界というヤツか(絶対違う)!裏社会を生きる賭けゴルファー・勝のタイマン勝負!
チェーンソーで真っ二つ!裏ゴルフでここまでの設定は初です。ひえーーー。
ところでこの文章は↑Amazonその他の説明文をお借りしてきたのですが、某サルゴルファーもびっくりとかこれが裏ゴルフの世界というヤツか(絶対違う)!とか、書いたひと完全に遊んでいませんか。
いくら裏ゴルフとはいえ、毎年のトーナメントで勝者一人以外を殺してたらすぐにゴルファー足りなくならないですかとか、たかが一億円の賞金に命をかける裏ゴルフの人たちってどんだけ命知らずなんだよとか(知らされてないひともたくさんいるみたいですが)、なんでトップアイドルが彼氏でもない男の人のキャディーやってるの?とか、一般の人気軽に賭けゴルフしすぎだし1億とかの負債を簡単に抱えすぎとか。いろいろ突っ込みたいところはあるのですがたぶんこれは頭を空っぽにして読むのが正しいのでしょう。
あと、裏ゴルフを制したあとはなぜか普通のゴルフの世界に来ます。あれ、一話を見て表ゴルフは裏ゴルフにとても勝てないっていう設定だと思ってたのに…。そこからは割と普通にゴルフやってます。無茶な特訓はしますが。
話としては、初めの方はかなり荒唐無稽で猿ゴルファーをもっと…悪乗りして描いた感じです。なんたってチェーンソーで敗者を真っ二つとか銃殺とか生きてるけが人を海に捨てたりとかゴルフ教祖とか、やりたい放題ですからねえ。
でも意外とイカサマとかも少ないし、一応ゴルフの理論?はあるのですよ。ゴルフで人をぶっ殺しまくるくせに合間にちょっといい話?的なものを挟んだりとか裏→表とかになぜか戻ってきて真剣に戦うなど、ストーリーが一貫していない感じなんですよね…。もうちょっとどちらかに振り切ればよかったのに。途中で方針転換でもあったんでしょうか。
あと途中で敵として出てくるドリアン法皇ってなんかネーミングがかっこ悪い。もう少しどうにかならなかったんですか。
ねえドドリアさんザーボンさん。